昨年度、全国8ブロックで開催された「これからの介護・福祉の仕事を考えるデザインスクール」(studio-L主催、厚生労働省補助事業)には、470名が参加し、計67のアイディアが生まれました。東北ブロックにおいても、8チーム40名が参加。デザイン思考に基づくアイディアは、新しい取組みとして、現在も展開されています。
今年度は、全国的な事業とはなりませんでしたが、山形エリアにおける熱いリピート要請に後押しされ、当法人主催での実施となりました。
東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科やstudio-Lの皆さま、また、7チームのスクール参加生の皆さまほか、関係者全ての方々、皆さまのご協力に感謝申し上げます。
昨年度同様、イオンモール天童1階ウッドコートには、10を超えるパネルと、デザインスクールで生まれたグッズや書籍などが展示されました。また、ステージでは、今年参加の7チームが、各々の企画・アイディアを発表しました。観客の年齢層は幅広く、車いすの高齢者も熱心にプレゼンを聞いていました。ステージ前に並べられた椅子が足りず、立ち見の方も多く、お買い物途中のご家族が足を止める場面も多く見られました。
明るくにぎやかな会場にカラフルな展示物など、一般の方々にも受け入れやすい催し物だったのではないでしょうか。
多くの分野・業界で注目されている「デザイン思考」。 ユーザー目線やコミュニケーション重視など、介護・福祉では”普段使い”のテーマも多く、実は最先端な業界なのかもしれません。魅力あるアイディアを実行に移す、新しい仲間が集い合う光景が待ち遠しいです。
介護イベントのご案内
向春の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素よりご指導・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、別添のとおり介護イベントの開催に関するお知らせをいただいておりますので、山形県内介護事業所の皆様にご案内いたします。今回の「デザインスクール」は、県内の現職の福祉人が主となりつくり上げた「山形色」のある介護イベントになっています。また、「KAiGO PRiDE」は、誰もが一度は見た覚えのあるCM制作などを手掛けた日本屈指のクリエイターによるイベントです。今回はこの2つがコラボレーションする形で実施されます。
時節柄、ご多忙の折とは存じますが、多くの方々へのご周知並びにご参加をいただけますよう、何卒お願い申し上げます。
令和2年2月5日
NPO法人エール・フォーユー
理事長 荒井 与志久
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