プロフィール
代表取締役 香取貴信
所属 有限会社香取感動マネジメント
1971年、東京都生まれ。もとはヤンキー少年だったが、高校1年のときに東京ディズニーランドでアルバイトを始め、日々の体験のなかで、「仕事」「教育」「サービス」の本当の意味をつかみ始める。1995年、レジャー施設等の現場運営コンサルティングを行う(株)SHUU研究所に入社。ディズニーランドでの知識と経験を活かし、各地のテーマパークで「来場するすべてのゲストに笑顔と素敵な思い出を」をテーマに活動。2004年4月に独立し有限会社香取感動マネジメントを設立。「感動」をキーワードに活動の場を広げている。
介護のイメージは?
究極のサービス業って言うイメージですかね。
私は父が幼い頃に病気で亡くなり、今年74歳になる母に育ててもらいました。
幸い母は持病はあるものの元気で居てくれてます。でも、改めて母の“介護”と言う事を考えてみると、自分の親だし、私が母の面倒を最後まで見ると言う自分と、本当に自分に母の介護が出来るのかって言う自信の無い自分がいるのが正直なところです。
情けない話ですが、自分の血の繋がった親でさえ自信を持って介護ができると言いきれないのに、血も繋がっていない他人のお世話をする介護とは、本当に通常のサービスを越えた、究極のサービス業なのではないかと思います。
介護の仕事のイメージは?
ホント、天使の仕事と言うイメージですね。
先ほどもお応えした通り、血の繋がりもない他人のお世話をするわけですから、本当に大変な事もあると想うんです。それは、私が働いていた東京ディズニーランドのような仕事では、基本的にお客さまは楽しみに来られるわけで、楽しもうとして来た人を楽しませる仕事ですから、サービスのしやすさで言えば、簡単な方だと思うんです。更に、毎日訪れてくれる人は違うので、サービスを提供する私達の新鮮度を保つのも容易です。
反対に介護のお仕事では、お客さまが誰かの手を借りないと難しいような時にお願いするわけですよね。私なんかは五体満足の今でさえ、ちょっと思い通りにならないだけでイライラしたりしてしまうし……。幼い頃スキーで骨を折って2カ月入院した時なんか、最初の頃は色々してもらって感謝していた事が、毎日の繰り返しの中で、どこか当たり前になって感謝すらしていない自分もいました。今振り返ると申し訳ないのですが……。↗
↘そんな中で、お客さまのお世話をするのは本当に大変じゃないかと思いますし、連日顔を合わせてお世話をさせていただく中で、仲良くなって情もわくだろうなぁと思います。せっかく仲良くなったお客さまでも、順番で行けば何れ人生の最期を迎える……。仕事だけど、その人その人の人生の終盤に関わらせていただく事は、本当に天使のような仕事なんだと思います。
もし、介護の現場を実際見たことがある場合は、世間のイメージと比べて違いはありましたか?
ごめんなさい、実際に目にした事がないのでわかりません。
もし、介護の仕事に携わるとしたら、どんなことをやってみたいですか?
介護の仕事の内容はどんなものがあるのかちょっとわからないのですが、人生の先輩達と接するので色々なお話を聞いてみたいなぁと思います。きっと、自分のこれからの人生の中でプラスになるようなお話を沢山聞けて、より自分自身が成長出来るのではないかなぁと思います。
そして、今自分が悩んでいる事や、困っている事も相談させてもらえたら、何か良いアドバイスをもらえるのではないかなぁと思います(笑)
介護職を志す方や日々介護に携わっている方に励ましのエールをお願いします。
これから自分の親や、いずれ私自身もお世話になる時が来ると思います。そんな時、介護のプロの皆さんがいて下さるからこそ、助かる人や幸せになる人達がたくさんいます。大変な事もあるとは想うのですが、自分が選んだ天使の仕事を誇りに顔晴って下さい。
そして皆さんが居てくれるお陰で人生の最期を最幸にできる人がいます。是非、これからも心の通う介護の仕事を通して、一緒に日本を元気にして行きましょう!!
コメントをお書きください