介護の常識をぶっ壊せ!生活なんだ滅茶苦茶くらいが丁度いい!
会場:東北文教大学(山形県山形市片谷地515)
平成30年度山形県介護のお仕事プロモーション事業
主催:特定非営利活動法人エール・フォーユー
東北文教大学人間福祉学科の一年生、二年生、それぞれの通常授業一コマをお借りして、「出前授業」が開催されました。
モデル出身の異色講師と過激な講演テーマで開催された出前授業は、さまざまな心境の生徒達に、刺激と勇気を与えてくれました。
講師 杉本浩司氏
メディカルケアサービス株式会社所属
公益社団法人東京都介護福祉士会理事
高校を卒業後、専門学校の介護福祉学科に通いながらモデル活動を開始。21歳で介護一本に専念。働きながら28歳で大学院に修学し、自立支援や経営理念などを学ぶ。現在は、介護の専門性や介護のしごとの魅力を広く伝えるために全国各地で講演活動を行っている。
(前月開催された「福祉のしごとフェア2018やまがた」講演紹介記事より引用)
介護福祉士とは、
- 利用者さんの”夢”を達成するためのパートナーである。
- 7年後には、”あこがれ”の職業になっている。
- ”幸せ”をプレゼントする職業である。
- 多職種連携における”主役”です。
現場での実践に裏付けられた杉本氏のお話は、教科書や学校の講義に比べて、何倍の説得力があったことだろう!?
「ベロベロに酔っぱらいたいおじいちゃん」、「船釣りに行きたい元漁師のおじいちゃん」、「広島平和記念公園に行きたいおばあちゃん」
利用者さんの夢をかなえようとするケアスタッフの取組みや、目的に向かって歩行訓練が進化する利用者さん達を紹介する映像は、ワクワクドキドキ。さらにどん欲になっていく
高齢者の姿には、生きる力強さや介護のすばらしさを感じました。
「行動しなければ何もかわらない。行動するから何かが変わる。失敗は学びである。」
多くの失敗から多くを学び、挑戦し続ける杉本氏の講話は、「介護の3K」で結びとなりました。
これからの介護の3Kとは、
- 神対応
- かっこいい
- かなりかっこいい
人間福祉学科二年生の皆さん 講義時間14:10~15:50
就職先が決まり、卒業研究中の生徒が大半ということもあり、講義への真剣度が一段と高く、開始当初はピリッとした空気がありました。
講義を終えた後に杉本氏を取り囲む生徒たち。改めて、介護現場に踏み出す勇気をもらっていたのかもしれません。
人間福祉学科一年生の皆さん 講義時間12:40~14:10
最近、現場実習を体験したという一年生の皆さん。学問と現場のギャップに悩む生徒さんもいたかと思われる中、本日の講義は、心にしみるものがあったのではないでしょうか。講義を聴き終えた男子生徒の目がキラキラとしていました。
「同じ考え方をもっている職員ばかりではないのでは?」
「いい施設の見極め方は?」
一年生からの素直な質問に、杉本氏は明確なメッセージを込めて応えていました。
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